「超高エネルギー天体物理」

研究領域番号 268 超高エネルギー天体物理

平成7〜10年度 研究代表者:木舟正(東京大学 宇宙線研究所)

ガンマ線衛星により1GeV程度のエネルギー領域で100個を超えるガンマ線源を 検出し高エネルギーガンマ線による観測が確立した。 解像型チェレンコフ望遠鏡による1000GeV程度の超高エネルギーガンマ線領域に おいても観測の進歩が著しく、衛星観測に接続する100GeV領域の観測の 実現や実験精度を格段に改良した精密観測が世界的な競争となろうとしている。

このような現状を背景に、本領域では、これまでの超高エネルギーガンマ線と 宇宙線観測の成果をもとに、大口径望遠鏡の建設および多数望遠鏡のステレオ観測 技術の開発を行い、超高エネルギーガンマ線を観測する。既に行われている 他波長での観測にガンマ線による新しい知見を追加し、パルサー、超新星残骸や 活動銀河など銀河系外天体の高エネルギー現象の解明を試みようとするものである。 この宇宙の高エネルギー現象は従来から宇宙線の研究により窺い知られてきた。 宇宙線の解明、最高エネルギー宇宙線の探索も重要な研究課題である。

このため、次の研究項目について「計画研究」により重点的に研究を推進する とともに、これらに関連する一人又は少数の研究者による研究を公募する。

A01 7素子宇宙線望遠鏡アレイによる宇宙物理
A02 超高エネルギーガンマ線天文学
A03 宇宙由来原子核による天体物理
A04 理論的研究