CANGAROO-III Search for Gamma Rays from SN 1987A and the Surrounding Field
「超新星1987Aおよび周辺天体のCANGAROO-IIIによる観測」
(R. Enomoto et al.)

大マゼラン雲の超新星1987Aの周囲には三重のリング構造が観測されている。 内側のリングは増光しており、ホットスポットの数も増え、超新星爆発による 衝撃波が周囲の星間物質と衝突していることを示唆しており、X線観測からも 裏付けられている。衝撃波中では粒子加速が起こると考えられており、 その場合は超高エネルギーガンマ線の放出が予想される。 この論文では2004年と2006年の観測から得られたTeVガンマ線フラックスの上限値を報告し、 理論予想と比較する。 また、同じ観測視野中の四つの高エネルギー天体(スーパーバブル30 Dor C、 かに星雲型パルサーB0540-69、X線連星LMC X-1、超新星残骸N157B)に 対してもTeVガンマ線フラックスの上限値を与える。